民間の臍帯血バンクに申し込みました!ステムセル研究所に預けた場合の費用について
臍帯血を知っている方ってどのくらいいるんでしょうか??僕は妻から臍帯血という言葉を聞くまで、一度も聞いたことがない言葉でした。
今回、私たちは民間の臍帯血バンクに保管することを決めたのですが、具体的にどんなものなのか、費用感も含めてまとめておきたいと思います。
臍帯血バンクとは
そもそも臍帯血とはへその緒を流れる血液のことです。臍帯血の中には貴重な幹細胞が存在し、白血病などの重い病気の治療に役立てているそうです。
民間バンクと赤十字の公的バンクがある
その貴重な臍帯血を保管する方法は2種類ありますが、以下のような違いがあります。僕たちは民間バンクに預けることで、"自分の子供のために使える臍帯血"を保存することになります。
- 民間バンク:自分の子供のために臍帯血を保管できる/治療に使える。白血病以外に研究が進んでいる病気の治療に使えることもある。その代わり、保険適用外の初期費用と年間保管料がかかる。
- 公的バンク:赤十字社に提供/寄付という形になる。提供有無に関わらず、白血病患者のために使われる。将来自分の子になにか起きたときに優先して使われるわけではない。費用は無料。
民間バンクのステムセル研究所に依頼する
僕たち夫婦が申し込んだのは、民間バンクのステムセル研究所です。
(そうなってほしくないと切に願いますが)もし臍帯血が必要になった時に、民間バンクなら我が子の治療にすぐ使うことができます。公的バンクだと順番待ちとなる上に適合するかどうかも運次第なところがあります。数年前、妻の親しい方が白血病に罹り、提供された臍帯血は適合せず、次の臍帯血を待っている間に亡くなってしまうという悲しいことも経験しています。
そういうこともあって、お金はかかりますが、一種の保険として民間バックのステムセル研究所に申し込むことを決めました。
料金プランと実際に支払った費用について
ステムセル研究所に臍帯血を預ける場合の料金プランは1年、10年、20年の3パターンでで、保管期間は最大20年となります。から選択して以下のとおりです。(税込表示)
- 1年保管:214,500円
- 10年保管:264,000円
- 20年保管:319,000円
※(内訳)初期費用:209,000円、保管費用:5,500円/年
僕たちが選択したのは10年プランで264,000円。支払いは指定口座への振り込みでした。
臍帯血は採取しても感染等で使えなかったり、冷凍保管していてもだめになってしまったりすることもあるそうなので、初めから20年分支払うことに抵抗がありました。そこで、とりあえず10年分支払い、10年後に改めて10年分の更新費用を支払うイメージで考えています。
2021年6月25日に東証マザーズ上場
申し込みを終えてすぐに、ステムセル研究所が東証マザーズに上場していました。加入者としては上場企業になったことで資金調達と株主や監査法人等の目が入るため、臍帯血を預けることに、より一層の安心感があります。
臍帯(へその緒)保管も始まってます
ステムセル研究所では臍帯、いわゆるへその緒の保管を2021年4月から始めたようです。
臍帯の活用についてはまだまだ研究段階とのことで、そう遠くない将来に何らかの疾患治療に使えるとなった際には役立つそうです。
我が家では臍帯血保管+費用がかなり高いこと、疾患治療に使えるはっきりとした時期が分からないことから申し込みをしませんでしたが、投資として考えても良い方は検討の価値はあるかもしれません。
こどもの将来とお金
僕らの子を授かるために、産むためにお金をかけてきたのですが、これからのほうが何倍、十数倍もお金が必要になってくるのでしょう。
生まれてくれた子の表情や声、仕草を見ていると、この子が元気にすくすくと育つなら、何でもできることはしてあげたいという想いは無限に湧いてきますが、お金は有限である、このもどかしさにどうやって向き合い、解消していくのかは親としての課題の1つだと改めて痛感しています。
だからこそ、自分の両親も、見えないところで頭を悩ましながら頑張ったんだろうなぁと今更ながら思うわけです。
今日より明日?明日より明後日、我が子にとって安心して楽しめる日になるよう、夫婦で知恵を出しながらできる限りのことをやっていきたいものです。