APS-Cカメラ所有者なのにFE 24mm F1.4 GM(SEL24F14GM)を買ってしまったレビュー
先日、といっても半年も前になるのですが、SEL24F18Zを売却した際に、初めてのGMレンズを衝動買いしたこと報告しました。
それが「FE 24mm F1.4 GM(SEL24F14GM)」です。手元に届いてから半年経ったので、素人目線で振り返ってみたいと思います。
SEL24F14GMを半年間使ってみたレビュー
想像より一回り大きかった
本っ当に衝動買いだったので、事前に知っていたのはGMレンズの中でも比較的コンパクトでお手頃だということくらいでした。
なので、実際に届いた「SEL24F14GM」を見て、手に持ったときに感じたのは「えっ、でか。重厚感。」でした。
- 最大径75.4mm
- 全長92.4mm
- フィルター径67mm
- 重さ約445g
約225gだった「SEL24F18」からの入れ替えになったので、大きさ・重さがより一層強い印象として残っています。
使いやすい機能・画角
レンズには絞りリング・フォーカスモードスイッチがあるので、レンズ側で柔軟に設定できます。 カメラを使い始めた頃はボディ側で設定できるんだから必要なくない?って思ってたんですが、絞りリングめっちゃ便利ですよね。 動画撮影時にNDフィルターをつけることがあるのですが、レンズで露出調整をサクッとできちゃうので使い勝手の良さを感じています。
僕はこのレンズをAPS-Cカメラに付けているので、焦点距離は35mm換算で36mmの標準域になります。 子供を撮影することが多いので、ポートレートよりもちょっと広めな画角はちょうどいい感じにその時間を切り取ってくれています。 欲を言えば、「SEL24F18Z」ほど寄れないので、分かって購入はしていながらも、そこがちょっと不満に感じることがあります。
所有欲は満たされる
GMレンズ=SONY純正レンズの最高峰、ということで、このレンズの性能や描写力どうこうの前に、シンプルに所有欲は満たされます。
所有欲ってしょうもない欲求に感じるかもしれませんが、それによってカメラを使う動機づけになることもあるので、意外と侮れません。
パープルフリンジが結構出る
意外だったのが、GMレンズといえどもパープルフリンジがそれなりに出てしまうということ。GMレンズだからといって完全無欠なレンズではないです。
個人としてはフリンジは全く気にしないのですが、気になる方は気をつけたほうがいいかもしれません。
SEL24F14GMで撮影した作例
撮影体験を変えてくれたレンズ、にはならなかったけど
僕自身が様々なレンズを使い込んできた経験が少ないことや描写力を見極めるほど目が肥えていないのはもちろんあると思うけど、正直なところ、「GMレンズ買っちゃった(ノω・)テヘ」と思っていた自分の期待値を超えるレンズにはならなかった。GMレンズの中でも「FE 50mm F1.2がすごい!」とか聞くので、他のGMレンズを使ってみたい気もする。
撮影体験を変えてくれるほどの感動はなかったけれど、フルサイズカメラで撮影してみるとどうなるんだろう、他のGMレンズと比べてどういう違いがあるんだろう、と沼に引き込んだレンズであることを考えると、カメラやレンズ、撮影をどうすればよいのかなどどいった楽しさを教えてくれたレンズであることは間違いないと思う。