妊活/不妊治療で覚えた専門用語まとめ
1人目の妊活をしている私たちは、タイミング→人工授精→顕微授精とステージをあげて不妊治療をしてきました。
不妊治療では専門用語が多く飛び交いますので、話を理解するためには知識として用語の意味を覚えておく必要があります。
そこで、ここでは全く無知だった僕が妊活/不妊治療期間で覚えた専門用語をアーカイブとして残しておこうと思いますので、特にこれから妊活/不妊治療に臨まれる男性にとって参考になれば幸いです。
SQA-V(精子特性分析機)
現在通っているレディースクリニックで使われている「精子特性分析機」です。
など受精能力の判定基準として液特性分析レポートが作られます。
乏精子症
精子数が1ml 中に2,000万未満しかいない状態のことを「乏精子症 」と呼びます。
造精機能不全
精子の数が少ない、動きが悪いなど、精子を造る機能に障害がある状態のことを「造精機能不全」と呼びます。
私の場合は「乏精子症」と「造精機能不全」のハイブリッド男性不妊です。
多嚢胞性卵巣(PCO)
妻から「多嚢胞性卵巣症候群」と聞かされたときに説明を受けてもよく理解できなかった用語です。
男性ホルモン(テストステロン)が多いらしいのですが、説明よると「直径数mm~10数mmまでたくさんの卵胞があるにも関わらず、卵胞の成熟が起こらず、排卵に至らない障害(排卵障害)」のようです。
ただ症状は人によって異なるようなので、実際には不妊治療外来での精密検査等によって特徴を把握することになると思います。
タイミングを取る
基礎体温を測って排卵を予測して子作りする方法のことで、医者からも「この時期にタイミング取って」等のやり取りが多々あります。
AIH(配偶者間人工授精)
タイミングを取っても妊娠しなかったときに、次のステップとして「AIH(人工授精)」があります。
排卵に合わせて精子を子宮内に直接注入する方法となりますが、実際に受精する確率は高くありません。
私たちは4回(その内1回は中止)行って出来ませんでしたので、男性不妊外来と体外受精にステップアップしました。
妻が通院した産婦人科では1回あたり1万円程度の費用がかかりました。
ART(体外受精)
「ART」は体外受精全般を指して使う言葉で、体外受精方法から胚凍結〜胚移植等の技術に対する総称となります。
IVF(ふりかけ法)
「IVF(ふりかけ法)」は採取した卵子と精子を容器に入れて受精させる体外受精の標準的な方法です。
元気な精子があれば、精子が自ら卵子に侵入することで受精が起こるのですが、残念ながら私の精子には質量ともにダメダメだったので「ICSI(顕微授精)」の方法を取りました。
ICSI(顕微授精、卵細胞質内精子注入法)
「ICSI(顕微授精)」はいわゆる試験管ベビーと言われる手法になります。
顕微鏡を用いて卵子に精子を直接注入することで、強制的に受精卵を作る方法になります。
AHA(アシステッドハッチング)
「AHA(アシステッドハッチング)」は受精卵が着床しやすくなるように、移植する胚や胚盤胞の透明帯に穴を開ける技術です。
透明帯を破って中の細胞が出てくることを孵化(ハッチング)といい、透明帯が硬化している場合に胚盤胞自身の力ではハッチングしないことがありますので、そういった場合に穴をあける手助け(アシスト)する方法となります。
EG(エンブリオ・グルー)
「EG(エンブリオ・グルー)」はヒアルロン酸を豊富に含む胚移植用の培養液で、着床率が上昇すると言われています。
私たちは胚移植にあたって「AHA(アシステッドハッチング)」と「EG(エンブリオ・グルー)」を併用することにしています。
胚盤胞
受精してから4〜5日培養され、着床準備状態の胚を「胚盤胞」と言います。
ET(胚移植)
受精卵(胚盤胞)を体を子宮に戻すことです。